※本商品は冊子体の書籍です
網野寛子 著
『日本に看護師継続教育義務化制度の導入を
―諸外国、とくに米国における看護師免許更新制に学ぶ』
患者からの信頼と看護の自律に向けて
生涯に渡って学び続ける専門職集団をめざそう!
東京都ナースプラザの所長となった著者は、
看護師不足の解決に向け、離職中の看護師への働きかけを始めようとする。
しかし、その実態がつかめず、諸外国の状況を調べる中で
看護師免許更新制に関心をもつ。
米国・英国・豪州での調査を行い、
博士論文をにまとめ著者がたどりついたのは、
――米国の制度を倣いつつ「まずは継続教育を義務化し、
その報告義務も課す」
本書は、主に米国の看護師免許更新制の概略を紹介しつつ、
「終身看護師免許制度を守りながら、継続教育を義務化して実施報告制度を設ける」ことを
提案するものである。
自律して生涯学び続ける看護師の姿は
必ずや患者や社会からの信頼感を高めるであろう。
目次
はじめに
第Ⅰ部 看護師継続教育義務化が制度として必要と考えた理由
第1章 東京都ナースプラザでの日々
1.定年後の再就職先は東京都ナースプラザに
2.戸惑いと驚きの日々──衝撃の実態
3.看護師と求人側の労働意識のミスマッチ
4.東京都看護職員需給見通しとの関係
5.住吉蝶子先生との出会いから米国へ第2章 諸外国の看護師免許更新制度の実態を調査するにあたって
1.米国調査にたどり着いた経緯
2.豪州・英国の免許更新制度はどのような仕組みか
3.免許更新制度の何を調べたかったのか
4.調査の実際第3章 調査の結果──米国における看護師免許更新制度の仕組み
1.米国における免許更新制度の仕組み──インタビューから
2.コロンビア特別区保健省保健法・免許管理局組織図から考えられること
3.プロビデンス病院の看護師へのインタビューのまとめ
4.今後の課題第4章 米国ワシントン州で働く日本人看護師へのインタビュー
1.インタビューにあたって
2.自己紹介
3.ワシントン州看護師免許更新制度の現況
4.1998年頃に従事した病院の状況
5.看護師免許更新制度に関する感想
6.インタビューを終えて
第Ⅱ部 日本に看護師継続教育義務化制度の導入を
第5章 看護師継続教育を義務化する制度を導入することのメリット
1.専門性の向上とキャリアパスの明確化
2.医療安全の向上
3.生涯学習文化の定着と個人の人間性の陶冶
4.待遇向上の可能性
5.看護師集団の成長も期待できる
6.近未来の社会保障制度が変化しても看護は揺るがない第6章 私の提案:日本における終身看護師免許制度を守りながら、
継続教育を義務化して実施報告制度を設ける
1.ワシントンDC の制度を手本に
2.日本でスムーズに運用するために──落ち着いてゆっくりスタートすれ
ばよい
3.継続教育の具体的方法
4.継続教育の報告
5.マイナンバーカードとの連携を第7章 制度創設後の変化、その予想
1.継続教育の義務化の効果
2.継続教育義務化による波及効果終章 思いつくままに
資料
1.豪州における看護師免許登録更新制度
2.英国における看護師免許登録更新制度
書籍『日本に看護師継続教育義務化制度の導入を』
- 1947(昭和22)年長野県に生まれる。1968年長野県厚生連佐久総合病院高等看護学院卒業、1973年都立公衆衛生看護専門学校保健学科卒業、2014年明星大学大学院人文研究科後期博士課程修了。博士(教育学)。
- 佐久総合病院、慶應義塾大学病院で8年の臨床経験後、練馬区石神井保健所を皮切りに保健師として地域保健8年、都庁での衛生行政7年を経て、1993年から都立看護専門学校4校に勤務。2007年都立板橋看護専門学校長で定年退職。
- 2007年から3年間東京都ナースプラザ所長、2010年から9年間帝京平成大学ヒューマンケア学部看護学科長・教授。
- 2010 年から15年間、一般社団法人日本病院会ニュース編集委員を務めた。
- 現在、東京慈恵会教務主任講習会講師、看護専門学校2か所の外部評価委員。

